第7回 特定技能1号の試験について
今回は特定技能1号の申請をするにあたって、合格する必要がある試験についてご紹介していきます。
特定技能で働くためには日本語試験と技能試験に合格する必要があります。(技能実習2号を良好に修了した人は試験の合格は必要ありません。ただし、別の分野で働く場合には、働分野の技能試験に合格する必要があります)
【日本語試験】
・国際交流基金日本語基礎テスト(JFT-Basic)
国際交流基金が主催している日本語試験で、この試験では「ある程度日常会話ができ、生活に支障がない程度の能力」を判定します。
試験時間は60分で問題数は60問です。
250点満点で合格点は200点です。
試験は全国各地で多くの日程で行われているため、受験しやすい試験となっています。
試験の詳細・予約は下記のURLから
・日本語能力試験(JLPT)
国際交流基金と日本国際教育支援協会が主催している試験です。
JLPTではN5〜N1までの5段階のレベルが有り、数字が小さくなるほど高いレベルになります。
特定技能では「N4(基本的な日本語を理解することができるレベル)」以上に合格している必要があります。
試験時間は約2時間で問題数は約85問です。
180点満点で合格点は90点です。ただし、特定区分ごとに設けられている基準点を1区分でも下回っている場合は、総合得点が90点以上でも不合格となってしまいます。
試験会場は全国各地にありますが、年に2回(7月・12月)のみの開催の為、時期によっては受験できない可能性もあります。
試験の詳細・予約は下記のURLから
https://www.jlpt.jp/index.html
【技能試験】
それぞれの分野で即戦力として働くために必要な知識・経験を測定する試験です。
14の分野で試験を主催している団体が違うため、ここでは試験を実施している機関とそのホームページURLをご紹介します。
試験内容・実施予定などはこちらからご確認ください。
・外食業
主催団体:外国人食品産業技能評価機構
URL:https://otaff.or.jp/
・飲食料品製造業
主催団体:外国人食品産業技能評価機構
URL:https://otaff.or.jp/
・介護
主催団体:厚生労働省
URL:https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_000117702.html
・ビルクリーニング
主催団体:全国ビルメンテナンス協会
URL:https://www.j-bma.or.jp/qualification-training/zairyu
・製造3分野(素形材産業・産業機械製造業・電子・電気情報関連産業)
主催団体:経済産業省
URL:https://www.sswm.go.jp/exam_f/examination.html
・建設
主催団体:建設技能人材機構
URL:https://jac-skill.or.jp/exam/index.php
造船・舶用工業
主催団体:日本海事協会
URL:https://www.classnk.or.jp/hp/ja/authentication/evaluation/index.html
・自動車整備
主催団体:日本自動車整備振興会連合会
URL:https://www.jaspa.or.jp/mechanic/specific-skill/index.html
・航空
主催団体:日本航空技術協会
URL:https://www.jaea.or.jp/
・宿泊
主催団体:宿泊業技能試験センター
URL:https://caipt.or.jp/
・農業
主催団体:全国農業会議所
URL:https://www.nca.or.jp/
・漁業
主催団体:大日本水産会
URL:https://suisankai.or.jp/skill/
今回は特定技能で働く為に必要な試験についてご紹介してきました。
次回からはそれぞれの分野ごとのご紹介をしていきます。